レミオロメンといえば、
「粉雪」「3月9日」など、
不動の人気の歌を世に送り出したバンドですよね。
そんなレミオロメンですが、
2012年に活動を休止し今だ活動再開できていません。
そろそろ活動再開して、
新曲を聞かせてほしい人も多いと思います。
このまま解散してしまうのでしょうか。
活動休止の当初は、
- ボーカルの藤巻さんが自由に歌いたくなったから
- ボーカルの藤巻さんとベースの前田さんのやりたい音楽が違ったから
と噂されていました。
しかし、詳しく調べてみたら全く違う理由でした。
そして活動再開できない意外な理由も分かりました。
レミオロメンの活動休止の原因と活動再開できない意外な理由をまとめました。
目次
レミオロメンプロフィール
藤巻亮太(ふじまきりょうた)
- 生年月日:1980年1月12日
- 出身地:山梨県笛吹市
- 身長:172cm
- 血液型:O型
- 担当楽器:ボーカル・ギター
大学3年のときバンドへの夢を捨てきれず、
前田啓介と神宮司治を誘ってバンド活動を開始しました。
前田啓介(まえだけいすけ)
- 生年月日:1979年9月11日
- 出身地:山梨県笛吹市
- 身長:168cm
- 血液型:A型
- 担当楽器:ベース
小学生のときから音楽のプロになりたいと、音楽の道を志します。
音楽学校卒業後はスタジオミュージシャンとして活動していました。
神宮司治(じんぐうじおさむ)
- 生年月日:1980年3月5日
- 出身地:山梨県笛吹市
- 身長:167cm
- 血液型:A型
- 担当楽器:ドラム
バンド結成時には看護学校に通学していました。
藤巻亮太と前田啓介にデモテープを聴かされ、
なかば強引に誘われて参加を決意します。
レミオロメンの結成と活動休止まで
略歴
2000年 レミオロメン結成
2003年 「電話」でメジャーデビュー
2005年 「粉雪」が大ヒット
2010年 アルバム「花鳥風月」の47都道府県を回る全国ツアーを敢行
2011年 藤巻亮太のソロ活動を発表
2012年 活動休止
結成
レミオロメンは、
藤巻亮太さんが大学3年生のときに他の2人に呼び掛けて
結成したバンドです。
大学卒業後、
山梨の神社の母家を借りて、
平日は神社で9時~17時に集まって音楽作り、
休日は日帰りで下北沢に行ってライブという生活を1年間していました。
(神社時代)
何とも健全なバンドですね。
1年で芽が出なかったらバンドは諦めようと思っていたそうです。
順調にいい曲ができて、
音楽事務所烏龍舎(ウーロンシャ)の社長小林武史氏の名にとまり
プロデビューを果たします。
結成から2年ほどでプロデビューし、
順調に売れたバンドでした。
ちなみに、「レミオロメン」というバンド名の由来は、
レ・・・藤巻さんが当時好きだったイギリスのロックバンド「レディオヘッド」の頭文字
ミオ・・・神宮司さんの当時の彼女と自分の名前の頭文字
ロメン・・・前田さんが路面電車が好きだった
のそれぞれの好きなものの頭文字を繋げたそうですよ。
なんだか、ほっこりするエピソードですね。
ヒット曲「粉雪」から葛藤の時代
2005年には、大ヒット曲「粉雪」を発表します。
誰もが耳にしたことのある名曲ですね。
一躍トップバンドになりました。
しかし、2006年ごろからレミオロメンは音楽の方向性に迷っていたといいます。
レミオロメンの曲に、
事務所が一般受けするアレンジをすればするほど、
自分たちの本来の音楽からは遠ざかっていく葛藤があったようです。
2006年にリリースされた「アイランド」や
2008年にリリースされた「Wonderful & Beautiful」の
歌詞はその迷いが良く分かります。
君に好かれて 君からは嫌われたんだ
僕は後ろ側 仮面を忍ばせる
笑った顔は引きつって 流した涙は冷めていた
理想や愛の言葉は口よりも前へ響かない
心臓の音が鼓膜破るよ
※アイランド歌詞 一部抜粋
歌詞の中の
「君には好かれて」の君は新しいファン
「君には嫌われたんだ」の君は初期のころのからファン
という意味だそうです。
そんな中、事務所の猛烈なプロデュースは続きます。
2010年には47都道府県を回る全国ツアーが行われました。
全国ツアーから活動休止
ご存知でしょうか。
47都道府県を回る全国ツアーをしたバンドは解散してしまう
という伝説があることを。
半年以上全国を行脚しながら47回同じコンサートをするのは、
体力的にも精神的にもかなり疲弊してしまいますよね。
まあ、確かに考えてみれば当然ですね。
花鳥風月の全国ツアーの後、
レミオロメンも活動休止してしまいます。
活動休止後の3人の活動と休止の原因
藤巻亮太
2011年の発表通り、
ソロ活動を開始しました。
ソロ活動をしてからは
3枚のアルバムをリリースしています。
- オオカミ青年
- 日日是好日
- 北極星
また、最近では全国ツアーやMt.FUJIMAKI(フェス)を開催しています。
ソロになってから、レミオロメン時代について振り返り、
「ズタボロに疲れていた」と語っています。
藤巻亮太さんのソロ活動については、
当時のインタビューと共に詳しく後述しますね。
前田啓介
活動休止してすぐは、
音楽プロデュースなどを手掛けていました。
現在は地元山梨に帰り
オリーブ農園の社長をされています。
かなりこだわったオリーブオイルを作っていて、
とても評判がいいようですよ。
2016年8月の山梨日日新聞に以下の記事が掲載されました。
「自分が信じて続けてきた音楽が、
いつの間にか『やらされる仕事』になってしまった」
前田さんは今、かつてをそう振り返る。
(中略)
「自分は風のない日にヨットは出さない性格。
周囲に言われ音楽をやらされた瞬間、
つまらないものしか作れなくなってしまうから…」
仕事に追われる日々を送りながら、焦りと不安を感じていた。
12年2月、「レミオロメン」は活動休止を発表した。
小さな幸せを感じる余裕すらなかった生活を離れようと11年、
東京から山梨に戻ってきた。
※山梨日日新聞 一部抜粋
小学生のころから音楽の道を志し、
プロとして活動していたほどの人がここまで言うなんて、
よほど疲弊してしまったのでしょう。
うーん、47都道府県ツアー、恐るべし!
神宮司治
レミオロメンの活動休止後は、
2012年~2015年に「神宮司治 ~Happy Session~」というライブを
精力的に行っていました。
2013年には全国ツアーも実現させています。
その後は、DEAN FUJIOKAのサポートメンバーをしたり、
ドラムの指導をしたりしています。
公式ブログでは自由に音楽や趣味を楽しんでいる様子が見られますよ。
大変だった時期を乗り越えて、
3人ともそれぞれの道を歩んでいますね。
レミオロメンの音楽を聴いていたときは、
「華々しく売れて良かったね」
としか思っていなかったです。
まさかその陰で、
3人の20代の青年がこんなに擦り切れていた
なんて全く知りませんでした。
藤巻亮太のソロ活動
アルバム1:『オオカミ青年』とソロ活動の理由
オオカミ青年は、
2012年にリリースされたアルバムです。
オオカミ青年発表時の心境を、
インタビューで以下のように語っていました。
レミオロメンを休止して1枚目のソロアルバムは、
レミオロメンで歌うにはちょっとパーソナルで、
自分の中のドロっとした暗い感情を吐き出した衝動から始まりました。
※モデルプレス(https://mdpr.jp/)より
いろいろ調べていくと、
疲弊してしまっただけでなく、
プライベートでもいろいろあったようなのです。
そのため、溜まったものを吐き出してしまいたくなったんですね。
しかし、冒頭で紹介した噂
- ボーカルの藤巻さんが自由に歌いたくなった
- ボーカルの藤巻さんとベースの前田さんのやりたい音楽が違った
というのが活動休止した理由
というのが念頭にあると、
レミオロメンではやりたい音楽ができなかった、
とも読めてしまいます。
アルバム2:『日日是好日』とインタビュー
日日是好日は、
オオカミ青年から3年半後にリリースされたアルバムです。
だいぶ間が空きましたね。
オオカミ青年をリリースした後、
思ったように音楽活動ができない時間があったそうです。
ブランクの後にできた「日日是好日」は
リズムの良いとても明るい曲です。
日日是好日発売の際に、
ソロ活動についてのインタビューで、
インタビュアーは以下のようにまとめています。
アーティストの山頂に連れて行ってくれたのは“レミオロメン”。
しかしその“レミオロメン”であることが、
彼にあらゆる考えを引き寄せ、
いつしか「音楽を楽しむ」という一番大切なことを、
心の奥隅にしまい込ませていたのかもしれない。
※モデルプレス(https://mdpr.jp/)より
これを読むと、
藤巻さんはレミオロメンでいることがやっぱり辛かったんじゃないか
と思ってしまいますよね。
レミオロメンの曲を歌えない時期もあったと語っています。
このころはまだインタビューで多くを語っていませんが、
北極星を発売するころには、
インタビューやラジオでいろいろなことを話しています。
アルバム3:『北極星』と活動再開できない意外な理由
日日是好日から約1年半後に発売された
3つ目のソロアルバムになります。
北極星という曲は、
レミオロメンのメンバーへの想いが
込められているそうです。
アルバム北極星の発売のときのインタビューで、
次のように語っています。
(地元山梨で北極星を作ったときのことを聞かれて)
「ここでいろんな経験をしたし、いろんな出会いや別れがあったな」
と思って。
中でも、自分の人生にとって一番大きいのは
レミオロメンを組んだことだと思うんです。
(中略)
日々、刺激を受けて、悩んで、価値観も変わりながら生きていくんだけど、
当時の「ただ音楽が好きだからやっていた」という部分は、絶対に変わらない。
※CINRA.NET(2017年)より
メンバーのことをとても大切に思っていることが分かります。
また、同インタビューで
レミオロメン活動再開について聞かれた際に、
衝撃の事実
を語っています。
藤巻:あくまでも「休止中」だと僕は思っているので、
「また一緒にできるタイミングがあったらいいな」とは思っています。
本当のところを言うと、
『オオカミ青年』が終わったら、
またすぐに再開しようと自分だけで勝手に思っていたんですよね。
—そうだったんですか。
藤巻:はい。やっぱりソロの1枚目として、
『オオカミ青年』は初期衝動で作ったので。
アルバムを出して、ツアーまでやったときに
もう想いは成就して衝動はなくなっていたんです。
「もう歌いたいこと歌えたからいいや。バンドに戻ろう」
と勝手に思ったんですけど、
そのときにいろんなタイミングが合わなかった。
だから、「タイミング」としか言えませんね。
※CINRA.NET(2017年)より
なんと、ファンが待ち焦がれている活動再開は、
実は活動休止から1年ほどであっさり藤巻亮太さんからメンバーに提案されていたんです!
てっきり、
藤巻亮太さんがまだレミオロメン再開する気になれていないんだ
と思っていた私は、これにはとても驚きました。
しばらくレミオロメン時代の曲を歌えなかったのは、
レミオロメンとして活動再開できないと分かったからだったんでしょうか。
1度どん底に落ちてからのソロの活動再開だったことが伺えます。
また、別のインタビューでは
以下のようにも語っています。
実はソロを1枚出したらまたレミオロメンをやろうという気持ちもあったんです。
でもバンドって生きものだから、
(前田)啓介がいて、(神宮司)治がいて、2人の意思もある。
僕はレミオロメンはいつになるかはわからないけどちゃんと大事にやりたいと思ってたから、
ソロを続けていこうと決めて。
※ナタリー(2017年)
藤巻亮太さんは、
オオカミ青年のツアーが終わった後から、
レミオロメンを再開できるのを
ずっと待っているんですね。
ソロ活動もそのために頑張っていると。
その事実を知ってから
「北極星」の歌詞を見ると、
なんだか泣けてきます。
僕らが過ごした 時間は永遠だよ
終わりがきたとしても それは始まりの意味
だからさ 君が悲しい時 僕は駆けつけるから
時を超えて 雲を抜けて
本当の言葉を 本当の気持ちを
届けたいな ありがとうを 君の幸せを祈って
※北極星歌詞 一部抜粋
北極星のアルバム曲には、
前田啓介さんと神宮司治さんも参加されました。
2人は、藤巻亮太さんの表現したい音楽のために、
「じゃあ、手伝おうか?」と言ってくれたそうです。
それだったら、なんで活動再開じゃないんだ!
と思いますよね。
インタビューを見ると、
藤巻亮太さんもレミオロメンの活動再開できるかも、
ととても期待していた様子が伺えます。
今は何も決まっていないし変に期待させるようなことも言いたくないけど、
今まで応援してくれた人たちに対して、ネガティブな未来は見せたくないし、
何かしら恩を返せるようにしていきたいとは思ってます。
どういう形かはわからないけど、何か感謝を伝えられるようなことを……
このアルバムがそうかもしれないし、ツアーに出ることがそうかもしれないけど、
舵をいい方向に切れてるとは思います。
※ナタリー(2017年)
しかしながら、現在も活動再開はできていません。
藤巻亮太さんに協力はしたいけれど、
また以前のようにレミオロメンとして周囲にやらされる音楽はやりたくない
ということなんでしょうか。
前田啓介さんは、純粋に農業がやりたいというのも大きそうですね。
神宮司治さんは、SNSを見ると「神宮司治 ~Happy Session~」が終わったあとは、
レミオロメンの活動再開を待っているようにも見えます。
しかし、神宮司さんはあまりインタビューなどで語っていないので真意は不明です。
改めまして昨日はレミオロメン結成16年目のお祝いメッセージありがとうございました。本当に沢山のコメントをいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
その気持ちに応えられるように頑張って行きたいと思いますので、これからも温かく見守って下さい。よろしくお願いします。— 神宮司治(レミオロメン) (@ojro_men) 2016年12月7日
北極星の打ち合わせのときでしょうか、
藤巻亮太さんのtwitter投稿では、
前田啓介さんからオリーブの初物をもらったと
嬉しそうに報告しています。
啓介のオリーブが実った!初物もらった!なんかすげー嬉しかった^ ^ pic.twitter.com/TAcHws1Vy0
— 藤巻亮太_official*4/3アルバムリリース (@Ryota_Fujimaki) 2015年10月22日
後ろにうつっているのは、前田啓介さんと神宮司治さんです。
活動休止していても、
仲が良さそうですね。
2018年事務所独立とその先
レミオロメンの活動再開の目処が立たないまま、
藤巻亮太さんが2018年5月に
突然事務所からの独立を発表しました。
本人からは、
以下のコメントが投稿されています。
HPを見て驚かせちゃったかな。藤巻亮太、一人のミュージシャンとして、人間として、もっと自主的に行動し、感じ、学び、考え、成長するべく、一人で立とうと決意しました。人生の大きなチャレンジです。応援してくれた方々への最大のリスペクトと感謝を胸に、新たな音楽の道を歩いてゆきます。(亮太) pic.twitter.com/RexEWBZ16D
— 藤巻亮太_official*4/3アルバムリリース (@Ryota_Fujimaki) 2018年5月30日
投稿を見る限り、
藤巻亮太さんの自分の意志で事務所を出たようですね。
公式なコメントでは、
独立したはっきりした理由はよく分からないですね。
ネット上の噂では、
- 事務所にいてもメリットがないから
- ソロ活動が軌道に乗らず事務所にいるのが厳しくなった
などと言われています。
いろいろ言われていますが、
独立後の活動を見ていると、
より自由にいろんな音楽活動ができる立場になりたかった
ように見えます。
もしかしたら、
レミオロメンが活動再開したときに、やりたい音楽が自由にできるように、
といったことも視野に入っているかもしれませんね。
どの理由かは分かりませんが、
ソロでの音楽活動は続けていくようです。
レミオロメン活動再開の可能性は?解散してしまうの?
今後のレミオロメンの活動再開についてですが、
前田啓介さんの生き甲斐が農業である限り、
レミオロメンの活動再開は難しそうですね。
他のメンバー2人も、友人の意志は尊重したいというスタンスのようですし。
でも、
事務所を独立したことによって、前田啓介さんが帰ってくる可能性は高くなった
ように思います。
すぐに活動再開するのは難しくても、
例えば、
前田さんの農業の会社が軌道に乗って、ほとんど人に任せられるようになってきた
とか、
年に1回くらい少しずつライブ活動するようになってきた
とか、
そういった感じであれば
可能性はゼロではないですよね。
少なくとも、藤巻亮太さんが待っている限り、
解散はないように思います。
いつか、
3人のタイミングが合って、
活動再開できるといいですね。
まとめ
レミオロメンはなんで活動休止しているのか、
いろいろな噂がありますが、
なるべく本人たちがインタビューなどで語っている内容を参考に
まとめまてみました。
藤巻さんはやりたいけど、
前田さんが農業やってるから活動再開できないとは意外でした(笑)
調べていたら、
なんか無性に藤巻亮太さんのソロ活動を
応援したくなりました!
レミオロメンのときのように名曲が次々に、とはいきませんが、
ソロになってもキラリと光るいい曲を出してらっしゃるんですね。
そして、またいつかレミオロメンの音楽を聴ける日がくるといいですね。